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ご挨拶

安政五年の創業精神を胸に、変革の時代を生きる

私たちは、安政五年(1858年)に創業し、京都御所の「御布告(オフレ)」の版木を彫る非蔵人職(ヒクランドショク)として歴史を刻み始めました。
初代・松室六兵衞は、「印判屋の六兵衞」、そして「商売繁盛」と「松の常緑」を重ね、「繁緑堂(ハンロクドウ)」と号しました。
そこには、時代の変化に適応しながらも、永続的に繁栄していくという強い想いが込められています。

変革の時代に生まれ、今もなお挑戦する

創業の年、安政五年はまさに日本の大転換期でした。
幕府は日米修好通商条約を結び、日本は本格的に開国へと踏み出しました。しかし、国内では安政の大獄が始まり、政治的混乱が広がり、さらにコレラの大流行という未曾有の危機も重なりました。私たちの創業は、そんな激動の時代の真っ只中にありました。

そして一世紀半以上が経った今、私たちは再び歴史の転換点に立っています。デジタル化の進展、パンデミックの影響、国際情勢の変化、働き方改革、気候変動――現代社会もまた、大きな変革の時を迎えています。
しかし、私たちは創業時と変わらず、どんな時代においても「信頼を刻み、未来を拓く」という姿勢を貫いてまいります。

伝統と革新の融合で次の時代へ

私たちが目指すのは、単なる老舗企業ではなく、時代とともに進化し続ける企業です。そのために、以下の3つの価値を大切にしています。

~伝統と革新の融合~

一世紀半以上の歴史で培われた技術と信頼を大切にしつつ、デジタル技術を活用し、新たな価値を創造する。

~地域を大事に、さらにグローバルな視点で~

滋賀、京都、大阪の関西圏、東京などの首都圏を中心とした地域密着型のサービスを軸にしながらも、国際的なビジネスの動向を取り入れ、より広い視野での成長を目指す。

~持続可能な成長~

事業の継続性だけでなく、環境への配慮や社会貢献を意識し、次世代へと誇れる企業を築く。

幸運に支えられた幾星霜

私たちが一世紀半以上にわたり事業を続けてこられたのは、お客様や協力企業様とのご縁、そして幾多の時代の変遷の中でいただいた幸運によるものです。江戸時代末期の創業から、激動の幕末・明治維新、大正・昭和・平成、そして令和の時代に至るまで、多くの方々の支えがあったからこそ、ここまで歩んでくることができました。

「信頼を刻み、未来を拓く。」

安政五年の創業精神を胸に、これからもお客様と地域の皆様とともに、変革の時代を乗り越えてまいります。引き続き、変わらぬご支援とご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

株式会社ハン六
代表取締役

松室 六兵衞

取締役

松室 成仁
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